絹本著色山越阿弥陀如来像

分類県指定
種別絵画
所在地岡崎市高隆寺町 岡崎市美術博物館(寄託)
所有者大樹寺
指定年月日S30.6.6
時代鎌倉か
詳細解説縦138.2cm、横82.5cm
画面下三分の二ぐらいまで山岳が描かれ、その上に説法印を結んだ阿弥陀如来像の半身が現れているところを描いた山越阿弥陀像である。阿弥陀如来は、朱の衣を着て、頭光からは七条の光が放たれる。端正な顔の優れた画像である。本図は、筋書きがあり、大樹寺を開いた松平親忠の寄付とされる。また、江戸時代の記録には、大樹寺が祐福寺の山越阿弥陀像を借用して供養し、そのまま画像が大樹寺の什物となり、祐福寺には墨絵の弥陀像を遣わしたという伝承がみられる。

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