国宝 古事記〈賢瑜筆〉

分類国指定
種別書籍・典籍
所在地名古屋市瑞穂区瑞穂通 名古屋市博物館(寄託)
所有者宝生院
指定年月日M38.4.4 (S26.6.9国宝)
時代南北朝
詳細解説縦24㎝横15㎝ 紙数 上巻44枚 中巻50枚 下巻36枚 斐紙、押界
巻末の糊継目に宝生院の僧賢瑜書写の記がある。真福寺第二代信瑜の命令によって賢瑜が書写したものと考えられている。賢瑜の年令から、上、中両巻は応安4年(1371)、下巻は応安5年(1372)の書写とわかる。中巻には卜部兼文の附箋四葉および兼文の註と頭書したところがあり、奥書と合せて考えると、中巻は鴨院文庫本の系統で上、下両巻と系統を異にすると思われる。『古事記』の古写本として最も古く有名な典籍である。

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