国宝 漢書食貨志第四

分類国指定
種別書籍・典籍
所在地名古屋市瑞穂区瑞穂通 名古屋市博物館(寄託)
所有者大須観音宝生院
指定年月日M38.4.4 (S26.6.9国宝)
時代奈良
詳細解説縦27㎝長さ13m11㎝ 巻子本 有界
本書は唐の『顔師古(がんしこ)』の注釈本。『漢書食貨志』上巻のみであるが、『経籍訪古志』、『古逸叢書』に収められている有名なものであり前漢時代の社会経済を記録した歴史書である。用紙は黄麻紙20枚、淡墨界線中に書写せられている。書写年代は奈良時代から平安時代でないかと思われる。巻末尾題の朱方印は「式部之印」と判ぜられるから、もと式部省にあったものと考えられる。
紙背には聰肇法師撰の『阿弥陀経義疏』があり、末尾に嘉保二年(1095)書写の奥書がある。

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