黒楽茶碗(時雨)光悦作

分類国指定
種別工芸
所在地名古屋市瑞穂区瑞穂通 名古屋市博物館
所有者名古屋市
指定年月日H19.6.8
時代江戸前期 17世紀
詳細解説高さ8.6㎝ 口径12.4㎝ 高台径5.1㎝
本阿弥光悦(1558?~1637)が制作した黒楽茶碗である。体部は腰に丸みを持つ半筒形に成形し、口縁部で少し外反し上端を平らに仕上げる。高台は小さく底部にくい込むように丸く削り出されている。全面に黒釉が掛けられるが、一部は黒釉が薄く黒褐色のかせた素地が直接現れる。光悦黒楽茶碗の特色を最もよく示す優れた作品として著名なものである。内箱蓋表に「時雨」の蒔絵銘があり、曼殊院門跡良尚法親王の筆と伝えられている。三井家伝来品で、大阪平瀬家、尾州久田流宗匠下村実栗を経て、近代名古屋の茶人如春庵森川勘一郎旧蔵。

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