木製漆塗彩色金銅種子装五輪塔(性海双円塔) 附 塔内納入品
分類 | 国指定 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 稲沢市大塚南 |
所有者 | 性海寺 |
指定年月日 | H5.6.10 |
時代 | 鎌倉 弘安6 |
詳細解説 | 高さ48.5cm 五輪塔は上部から空、風、火、水、地の五輪から成る石造が普通であるが、これは木造黒漆塗である。五輪のうち火輪は材質がちがい虫蝕甚だしく漆箔の剥落もひどいが他は材質堅くケヤキともいわれる。五輪各正面には金銅板で梵字を切抜いて、しかも一方を裏返して相対的に釘づけし、かなり装飾的な表現を示している。 火輪の形式は作風からみて鎌倉様式と見られるが、その他の諸輪は後補のように見受けられる。それにしても室町期であろう。 石造の五輪塔は全国に数多いが木造のものは甚だ稀であり、かつ年代的にも注目さるべき遺品である。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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