刀〈銘出羽大掾藤原國路〉

分類国指定
種別工芸
所在地東海市荒尾町
所有者等個人
指定年月日S34.6.27
時代桃山
詳細解説身長70.3㎝　反1.6㎝
鎬造、三ッ棟、身幅広く反り浅く中峰延びる。鍛は板目やや流れ総体にざんぐりとし、地景あらわれ、地沸よくつく。刃文は互の目に大乱れ交じり、匂い深く小沸よくつき、砂流し頻りにかかり、処々に金筋入る。帽子は乱れ込んで先掃きかけて尖りごころに返る。
国路は新刀期を代表する刀工の一人。京の堀川国広の弟子であるが三品派との関係も深い。長命で遺作が多く、その作域も広い。中でも本作は地刃の出来が華やかで優れ、代表作の1口である。
銘振から慶長末年頃の作と推定される。

PageTop