木造地蔵菩薩立像 附 像内納入品

分類国指定
種別彫刻
所在地津島市米之座町
所有者西光寺
指定年月日H30.10.31
時代鎌倉
詳細解説高さ160cm、桧材、寄木造(よせぎづくり)、玉眼(ぎょくがん)、彩色。
前面衣の部分に米字入り七宝つなぎ文の截金(きりがね)模様があり、肉身部は金色が、衣の部分は赤色が施されているが、後世の上塗りのため当初の色彩が失われている。力のある顔、太作りの首、肩張り以下均整のとれた写実的表現に加えて、明確な衣文の褶(ひだ)に見られる刀法など、すべてに鎌倉期の特色が示されている。手足等に多少の後補があり、また胸前に屈する両手のあり方が異例である。
かつての京都府愛宕郡田中村にあって水落地蔵(みずおちじぞう)尊として知られていたもので、明治32年に現地に移されたものである。

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