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02-05-02. 昔ばなしの広場「種まき権兵衛さん」
資料ID | 105 |
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名前(読み) | ムカシバナシ ノ ヒロバ「タネマキ ゴンベエ サン」 |
名前(英語) | Mr. Sowing seeds Gonbey, a square for the folklore |
テーマ | みどりの散歩道コース |
コース | 02.東山貝塚・蛇崩川コース |
コンテンツ | 05.寿福寺 |
資料紹介 | 乀権兵衛がたねまきゃ カラスがほじる・・・・ ズンベラズンベラ・・・・ キジ捕り名人川井権兵衛さんは、お狩場の近くの荒地をうって豆をまこうと思いつきました。獲物が少なくなって将軍さまのご機嫌を損じては大変と、あらかじめキジなどの野鳥を捕らえて飼っておき、鷹狩りの時に羽を傷つけて放すことにしたのです(この役を綱差といいます)。 一日がかりで草を刈って荒うちをした権兵衛さん、腰につけてきた袋から豆を取り出しパラパラッとまきました。 「これでよし」 夕暮れの長い影を前にし、鍬(クワ)をかつぎ鎌を腰にさして家路へ向かいました。ピーピー、チョッチョッ。翌朝早く、権兵衛さんは網を持って山の畑に出かけました。豆をついばみにきたキジやうずらを一網打尽にしようという魂胆(コンタン)です。 ところが、権兵衛さんが到着してみると、そこにはカラスがしきりに豆をつついている最中でした。他の鳥は雑木林の上でおこぼれを待っているのです。権兵衛さんは竹ざおをふり上げて「こらっ」とカラスを追い払いました。プリプリしながらまた豆をまくと、まくそばからカラスが豆を食べてしまいます。怒った権兵衛さんは、長いさおをふりまわしてカラスを追かけるのですが、効果はさっぱり。 その姿がなんともおかしく、やがて目黒のお百姓さんたちが歌にして口ずさむようになったのだといいます。ただ、おなじ俗謡(ゾクヨウ)が全国各地にあり、本当に目黒が発祥の地かどうかは、はっきりしません。 |
データ利用条件 | 教育目的での使用については、権利所有者の許可は必要ありません。 |
コース紹介 | https://jmapps.ne.jp/9093/det.html?data_id=121 |
コンテンツ紹介 | https://jmapps.ne.jp/9093/det.html?data_id=103 |
川井権兵衛 |