湯の街
| 作者 | 竹久夢二 |
|---|---|
| 技法・形態 | 鉛筆・水彩/紙 |
| 制作年 | 大正6年(1917) |
| 概要 | 秋の午後、笠井彦乃をモデルとして湯涌温泉街を描いた作品である。款記をローマ字で記している。影がおちて暗い彦乃の顔だが、静かで落ち着いた表情である。滞在先の山下旅館(現お宿やました)で、1917(大正6)年10月7日に制作したことが、ふたりの日記に記述され、竹久夢二自身「好いのが出来た」と喜ぶほどの出来栄えであった。黒い髪と掛け衿、青い羽織、コバルト色の建物の影に対し、夕日に照らされた黄色い景色、上空の白いうろこ雲と地面の道と「湯の川」、そして彦乃の肌の色彩対比は、絶妙な感覚である。 |
