古代ローマ遺跡 エフェソス・トルコ

登録番号010058
材料・技法本画
制作年2007
サイズ171.0×728.0cm
作品解説 トルコの南西、かつてエーゲ海に面した港町であった小アジア最大の古代遺跡エフェソス。古代ヘレニズム都市として、ローマの支配下に入ってからも東地中海交易の中心として繁栄した。前3世紀に造られた25,000人収容できる大劇場など、大規模な数々の遺跡から当時の隆盛ぶりがうかがえる。
 平山郁夫は 2007年2月にこの古代都市を取材した。本作はステート・アゴラ(行政広場)の列柱とオデオン(音楽堂)を描いている。左手前には勝利の女神ニケのレリーフが見える。
 時間をかけて丹念に絵の具を重ねることで、歴史の深み・重みが増すと語っていた平山郁夫。遺跡の足もとに目をやれば野草が可憐な花をつけ羊たちは草を食み、天空を見上げればアレクサンドロス大王率いる軍隊が悠久の時の流れのなかを駆けぬけてゆく。

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