提供:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター

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02_161

コレクション名石黒宗麿陶片コレクション
技法鈞窯
資料番号02_161
年代昭和時代
地域京都府
解説宋、元から明代にかけて、河南省禹州市を中心に作られた。透明感のない淡青色の釉薬の上に生じた紫色の斑点が見どころとされるが、青一色のものも多い。青は釉薬に含まれる鉄分、紫は銅の還元焼成(窯を酸素不足の状態)による。石黒は、青の発色を得るために千葉県館山市の房州砂を釉薬に混ぜていたという。
*陶片の分類方法および解説文は『石黒宗麿のすべて』(読売新聞社・美術館連絡協議会、2015年)、大西政太郎『陶芸の釉薬 理論と調合の実際』(理工学社、1976年)を参照しています。
執筆者京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター員 中村 裕太

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