提供:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター

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13_904

コレクション名石黒宗麿陶片コレクション
技法辰砂
資料番号13_904
年代昭和時代
地域京都府
解説辰砂は元から明代初頭に作られたやきものである。酸化銅を含む絵具で模様を描き、その上に透明釉を掛け、還元焼成(窯を酸素不足の状態)で焼くと銅と化合していた酸素が奪われ、紅に発色する。中国では釉裏紅という。石黒は戦後に辰砂釉を用いて、合子、鉢、壺などを制作した。
*陶片の分類方法および解説文は『石黒宗麿のすべて』(読売新聞社・美術館連絡協議会、2015年)、大西政太郎『陶芸の釉薬 理論と調合の実際』(理工学社、1976年)を参照しています。
執筆者京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター員 中村 裕太

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