提供:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター

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05_290

コレクション名石黒宗麿陶片コレクション
技法柿釉
資料番号05_290
年代昭和時代
地域京都府
解説宋代に始まったやきもので河北省の定窯、陜西省の耀州窯などが名高い。釉薬に含まれる酸化鉄によって茶色に発色する。黄色く発色する酸化チタンを加えた明るい柿釉もある。石黒は京都のパトロンが所有していた北宋時代の柿釉の小壺《柿釉双耳壺》を手本とし、フッ化水素の薬品で柿釉を失透させたという。
*陶片の分類方法および解説文は『石黒宗麿のすべて』(読売新聞社・美術館連絡協議会、2015年)、大西政太郎『陶芸の釉薬 理論と調合の実際』(理工学社、1976年)を参照しています。
執筆者京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター員 中村 裕太

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