提供:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター

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03_179

コレクション名石黒宗麿陶片コレクション
技法磁州窯
資料番号03_179
年代昭和時代
地域京都府
解説磁州窯は北宋代に河北省磁県で誕生し、元、明までに華北に広がった。灰色の素地に白化粧を掛け、高温で焼き締める。その上に黒い絵具で文様を描いたり、全面に黒絵具を塗り、乾燥後にその一部を掻きとって文様を描き、透明釉を掛けて再度高温で焼成する。「千点文」技法は、轆轤をゆっくり回転させ、柱時計のゼンマイを使って削ることで再現することに成功した。
*陶片の分類方法および解説文は『石黒宗麿のすべて』(読売新聞社・美術館連絡協議会、2015年)、大西政太郎『陶芸の釉薬 理論と調合の実際』(理工学社、1976年)を参照しています。
執筆者京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター員 中村 裕太

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