座る女

制作年1960
制作者パブロ・ピカソ Pablo PICASSO
C.no0499
購入・寄贈年月1986/2/1
材質・技法キャンヴァス・油絵具
寸法1:height100
寸法1:width80.5
Work TitleFemme assise
作品解説一人の女性を描いた作品てす。正面から見た目、右から見た晶、左から見た口元やあご、いろいろな方向からの顔の部分を紐み合わせた作品てす。パーツはどれも平面的に描かれ、キャンバスに貼り合わせたかのようです。顔の特徴が細かく描かれていないので、誰がモデルなのか見当もつきません。ところが1996年にニューヨーク近代美術館が開催した「ピカソと肖像画」展の準備で、モデルの特定調査が行われ、人物が明らかになりました。ピカソの2番目の妻ジャクリーヌ(1927~1986)が「この作品のモデルは私よ」と答えていたのです。ちなみにピカソは彼女をモデルに400点以上の作品を描いたそうです。さて、この時期、ピカソは作品の裏に制作した年月日を記しています。当時、ピカソは猛烈なスピードて作品を描いていました。まるで日記でもつけるように、作品が日々の記録であったのでしょう。この作品には1960年11月27日の日付が書き込まれています。
(『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.13)

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