広場の入口

制作年1900
制作者パブロ・ピカソ Pablo PICASSO
C.no0494
購入・寄贈年月1978/12/1
材質・技法厚紙・パステル
寸法1:height51
寸法1:width69
Work TitleL'entrée de la plaza
作品解説ピカソ弱冠19歳のパステル画です。まず目を引くのが右手前に描かれた男女でしょう。色彩豊かな民族衣装に身を包む女と、モノトーンのマントの男との対比。よく見るとマントにも豪華な刺繍が施されています。背景にはバルセロナの闘牛場と画面中央に槍を持つ闘牛士。闘牛場は制作年と同じ年に完成したラス・アレナス闘牛場でしょうか。とにかくスペイン情緒満載の作品です。平坦な描き方は、バリの前衛画家の間て流行していました。 ピカソは、絵画の進む方向を敏感に嗅ぎ取り、最新モードを取り入れたのです。画面全体が平面的ですが、中央の水売り少女の水がめに注目してください。完璧な立体表現になっています。
(『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.12)

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