裸婦像

制作年原型1896頃
制作者本保義太郎 Gitaro HONPO
C.no0156
購入・寄贈年月1983/3/1
材質・技法ブロンズ
寸法1:height37
寸法1:depth10
寸法1:width10
Work TitleNude
作品解説裸婦像は彫刻作品としては一般的なものですが、女性は日本髪を結っているため、ちぐはぐな印象を受けます。作者は明治8年に高岡の仏師の家系に生まれ、東京美術学校で彫刻を学びました。卒業後、ニューヨーク、そしてパリに渡り彫刻の研鑽を積み、パリでは公募展「サロン」で日本人彫刻家として初めて入選しました。ロダンに面会した最初期の日本人の一人であり、将来を期待されましたが、その半年後、パリで客死しています。本作からは、日本的な西洋彫刻表現への模索と困難さが感じられます。(遠藤)

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