ブルー・イン・モーション 3
| 制作年 | 1960 |
|---|---|
| 制作者 | サム・フランシス Sam FRANCIS |
| C.no | 0077 |
| 購入・寄贈年月 | 1985/2/1 |
| 材質・技法 | キャンヴァス・油絵具 |
| 寸法1:height | 180 |
| 寸法1:width | 200 |
| Work Title | Blue in Motion 3 |
| 作品解説 | 大きな白い画面のまわりに、形の定まらない青の球形が漂うように描かれています。白い画面に青の球形を翫する「ブルー・ボールズ」(直訳すると「青い球」)シリーズを代表する一作です。1960年代初め、サムが腎臓結核にかかって入院していた頃にこのシリーズの制作を始めたことから、「青い球」は赤血球からイメージされたのではないかとも言われています。にじみや揺らぎをはらんだ有機的な形は、動きをも感じさせます。生涯にわたって色彩を追求したサムの関心は、この作品の中央部を占める「白」にも向けられていました。「ブルー・ボールズ」シリーズの制作に入る約10年前、白一色の濃淡のみで描かれた「ホワイト・ペインティング」シリーズを制作していることからも、絵画の重要な要素として白を扱っていたことがわかります。彼にとって白とは、下地や余白の白である以前に、魅力的な色彩のひとつであったのてしょう。 (『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.62) |
