ランニング・フェンス:カリフォルニア州ソノマ郡とマリン郡、1972-76年

制作年1979
制作者クリスト クリスト・ヤヴァシェフ|*ジャンヌ=クロードは別作家として追加 CHRISTO Christo JAVACHEFF/ジャンヌ・クロード
C.no0053
購入・寄贈年月1984/12/1
材質・技法紙・カラープリント
寸法1:height33.5
寸法1:width51.2
Work TitleRunning Fence, Sonoma and Marin Counties, California, 1972-76
作品解説白いナイロン製の布が張られた、高さ5.5m、全長39.4kmにわたる長大なフェンス。サンフランシスコ北部のフリーウェイ101号近辺から59箇所の牧場を通り、太平洋岸のボデガ湾へと続きます。富山県に置きかえると、富山市にある当館から入善町までとほぼ同じ距離にわたってフェンスが設置されたことになります。これほど大規模な計画には、長い準備期間と莫大な金額、そして地域の行政や住民との交渉が必要です。準備には42ヶ月間を要し、公聴会やカリフォルニア州最高裁ての裁判が行われたほか、450ページにおよぶ『環境に与える影響に関するレポート』が作成されました。2人のプロジェクトでは、こうした実現に向けた準備や交渉の過程も作品の一部とみなされています。プロジェクトの壮大な規模にもかかわらず、作品の設置は常にごく一時的なものてす。本作は14日間公開された後に撒去され、作品に用いられた布や柱などの素材は、地域の牧場主たちにプレゼントされたそうてす。
(『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.63)

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