制作年1974
制作者高山辰雄 Tatsuo TAKAYAMA
C.no0601
購入・寄贈年月1981/8/1
材質・技法和紙・岩絵具
寸法1:height170.5
寸法1:width172.0
Work TitleWinter
作品解説庭で一人遊ぶ娘と、その姿を窓越しに見守る母親の姿を描いた作品てす。胸に手を置き子どもを見守る母親。一方で子どもは知らぬ顔で別の方向を見ています。親の思いに応える素振りすら感じ取れません。親子の視線は交わることなく、心の隔たりを暗示しています。親の子への情愛と、一人の人問として生きてゆく幼い命の意志――これは親子の宿命なのでしょう。本作品の制作の動機の一つが子どものしぐさだったそうてす。近所に遊びに来ていた子どものしぐさが不思議てで面白く、夢中になってデッサンしたそうてす。《冬》の制作に当たってのエピソードです。
(『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.85)

PageTop