戸口によりかかる娘

制作年1971
制作者ジョージ・シーガル George SEGAL
C.no0556
購入・寄贈年月1980/1/1
材質・技法石膏・木・プラスティック,電球
寸法1:height274
寸法1:depth121
寸法1:width142
Work TitleGirl leaning against a Doorway
作品解説黒く塗られた壁に真っ白な石脅による女性像。バーの看板や信号のネオンサインを背景に、鞄を肩にかけて扉に寄りかかっています。人々が行き交い、過ぎ去った雑踏のなかで、たったひとり、時間が止まったかのようです。モデルはシーガルのごく親しい身近な人て、ありふれたポーズから制作されました。本物のネオンや扉、壁といった現実空間に配置されることで、日常の一瞬を静止させ、私たちの生活を写しとったかのように表現されているのです。それは、シーガルが見つめた、アメリカの現実であり、さらには、現代社会に生きる、私たちだれもが持つ、空虚さや寂しさを映し出しているといえるでしょう。
(『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.57)

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