無題
| 制作年 | 1946 |
|---|---|
| 制作者 | ジャクスン・ポロック Jackson POLLOCK |
| C.no | 0503 |
| 購入・寄贈年月 | 1981/3/1 |
| 材質・技法 | メゾナイト・油絵具,エナメル,コラージュ |
| 寸法1:height | 60.5 |
| 寸法1:width | 48 |
| Work Title | Untitled |
| 作品解説 | この作品は、第二次世界大戦後まもなく彼がドリッピングを試みはじめた最初期の数少ない作品の1つて、彼の戦前の画法と新しい試みが混在した転換期の貴正な作品です。スピード感と躍動感にあふれるいきいきとした線による、彼のダイナミックで自信に満ちたのちの作品群に比べ、この作品には線の震えなどに躊躇のあとが見られ、かなり神経の張りつめた状態で制作されたという印象を受けます。エナメル塗料による黒い線も点描やヒゲ、渦巻きなどかなり細かく神経を使って描いています。さらに新聞紙のコラージュや吹き付けなどが施され、小さな画面にもかかわらずさまざまな試行のあとが見られます。来るべきアクション・ペインティングの熱い時代を予感させる、誕生前夜の実験的な作品てす。 (『TAD 富山県美術館 Selected Works from the Collection』p.53) |
