押し寄せる寿
所蔵番号 | HK2107a |
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作品名 | 押し寄せる寿 |
作者 | 星先こずえ |
主題 | 課題「人口減少:高齢化社会」 |
解説 | 本来翁面は天下太平、五穀豊穣、子孫繁栄、長寿を祝い、姥面は老女神の化身として演じられることもある大変縁起の良い物です。生きていく上で加齢は当然のことですし、長生きはおめでたいことであります。しかし昨今の日本は高齢者が増えているのに働き手である若者が減ってきている「少子高齢化社会」へと突入しています。この絵は高齢者に見立てた能面が若者を表す子猫達の生活を脅かしている構図となっております。能面は一見無表情に見えますが、人生経験が刻まれた顔は見る角度によって表情を変えていきます。基本的に彩色した和紙で制作していますが、彼らの無機質さと表情の豊かさを忠実に再現させる為に可能な限り実物に近づけるように一部を布や色鉛筆で描き足しました。子猫達は押しよせる能面らに戸惑いつつも彼らを拒絶せず、今後どう付き合っていくか思慮しているように見せています。 |
寸法 | |
展示場所 | 収蔵庫 |
制作年代 | 2021年7月 |