楽園

所蔵番号TH2106a
作品名楽園
作者田螺比奈
主題課題「気候変動問題:現在の取り組み、目指す社会」
解説本作品では大木を動物たちが仲良さげに囲う様子が描かれてある。中央に赤い実のなる大木、左右に動物や小鳥、昆虫が配置されてある。動物が服を着ていることから、彼らが人間を象徴するものであるということがわかる。小熊が水をやり、皆は木の実を分け合う。木を切り倒すのではなく、木を大切に育てながら恩恵を受ける動物たちの様子は「自然を支配する」のではなく「自然と共存する」という現代の人間が考えている理想の生き方を表している。オオカミやきつねが他の動物を襲わない、背の高い熊が小動物のために実を取る、猫とねずみの共存は、人種の隔てなく生きる未来を象徴している。作者は動物で人間を表すことを得意としているが、そのような象徴の技法がこの絵画でも使われている。
寸法
展示場所福岡赤坂オフィス
制作年代2021年6月

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