コアラの危機

所蔵番号MT2110a
作品名コアラの危機
作者溝上強
主題課題「気候変動:地球温暖化による動物の生息域の変化」
解説「コアラ」は、現地語で「水を飲まない」と言う意味である。コアラは近年まで、水分は植物から摂取していた。温暖化により主食であるユーカリの葉もその影響を受け、栄養補給、水分補給が出来ない状況にある。水分を求めて、地面におり、肉食動物や交通事故に会う等、生命の危機にさらされている。最近では、コアラの生息域で大規模な山火事が起き深刻さが増している。争いを嫌い、他の動物が食さない毒のある「ユーカリの葉」をあえて主食にしてきたコアラの無防備な表情と、周りを取り巻いている現実を描いた。B3のイラストレーションボードにアクリルガッシュ絵具で鮮明にシンプルに表現した。人間に原因があるとされる温暖化への報いが、今、コアラに向けられている事を伝えたかったのである。
寸法297×420mm
展示場所晴海オフィス
制作年代2021年10月

PageTop