攪拌し移行する生(若冲の虎)

所蔵番号FM2202a
作品名攪拌し移行する生(若冲の虎)
作者藤浪美世
主題課題「干支:寅」
解説この作品は古典の豊かさと現代の生の感覚を攪拌することをテーマとしている。抽象的な迫力を持つ線で若冲がかつて描いた虎を、移り変わる生としてその面影をおぼろげなイメージと、肉迫的なタッチで追っている。作品はキャンバスに油彩で描かれ、メディウムと蜜蝋を含んだワニスで重層的な画面に仕上げられている。古典日本画は現代の宝であり、そのかつての生を現代の生へ移行するための作品である。
寸法410×318㎜
展示場所収蔵庫
制作年代2022年2月

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