彪
| 所蔵番号 | TR2202a |
|---|---|
| 作品名 | 彪 |
| 作者 | 田中里佳 |
| 主題 | 課題「干支:寅」 |
| 解説 | 本作は「寅×心豊かな社会」をテーマに制作した作品である。 作品構成は「彪」を中央に大きく行草体で書き、実際の虎を見た時に感じる迫力や、疾走感がありながら力強く走る様を連想させる大胆な筆遣いで表現している。運筆はただ速く書いて掠れを出して疾走感を演出したわけではない。そう言えるのは始まりの書きぶりの墨量が多く、線がにじむ程に墨が紙に染込み、線の丸みや優しさを感じるからだ。また「彡」を右に少しずらして書くことで中央部に余白が生まれ、作品がより大きく感じるように配慮されている。この余白がなく、墨があればスケールの小さな作品となっただろう。「彪」には虎の皮の斑文や模様というトラの姿の意味を持つだけでなく、あざやかやあきらかという明るい意味があり、「虎」と「彡」が合わさった漢字である。「彡」には彩りという意味が含まれるので、「寅年に心豊かな社会に向けて多種多様な彩り」を想像して作者はこの文字を選んだのではないかと考察することができる迫力満点の作品となった。 |
| 寸法 | 縦79cm×横 70cm |
| 技法 | 墨和紙筆 |
