寅~解き放たれた未来~

所蔵番号HK2202a
作品名寅~解き放たれた未来~
作者星先こずえ
主題課題「干支:寅」
解説虎の体の模様を檻に見立てた作品。「死」を連想させる為に白くさせた右側の世界では、固定観念や乏しい意欲によって人口減少に歯止めがかからない状況となり、膠着状態に陥った人びとが檻に囚われ、やがては灰になって消滅していく未来が描かれている。しかしその檻から一人の影が抜け出し立ち上がった。彼もしくは彼女は差しのべられた手を取って歩き出し、成長し、新しい道へと歩み出す。それはただ生きるだけではなく、自分に何ができるかを考え実行すること、それが可能な勉強や技術を磨いていく環境が整っていくことへの願いが込められている。彼らが歩む道筋は本来の虎の毛色に近いオレンジから豊かな自然、資源を思わせる緑色へと変化していく。野生の虎は乱獲や環境破壊によって減少の一途を辿っているが、白い世界のように人々が互いに手を取り合うことなく無為に死に絶えていく未来ではなく、緑へ行き着く世界で人間が保護活動をしたことにより絶滅を逃れ復活の兆しを示してくれることを願う。
寸法W285mm×H410mm
技法和紙、アクリル絵の具、布、カッター、ハサミ、接着剤

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