ドヴィマと象
| 作品番号 | PF0369000 |
|---|---|
| 作品名英文 | Douvima with Elephants |
| 作品名原文 | Douvima with Elephants |
| 西暦制作年 | 1955年 |
| 寸法 cm | 58.5×47.3 |
| 作家 | リチャード・アヴェドン |
| 技法・材質 | ゼラチン・シルヴァー・プリント |
| 作品解説 | ニューヨークに生まれたリチャード・アヴェドンは、アレクセイ・ブロドヴィッチの元で学び、1944年には彼がアート・ディレクターをつとめる『ハーパース・バザー』誌の仕事を始めた。カフェや劇場、街角など屋外で、モデルのいきいきとした表情を巧みにとらえ、ムンカッチを引き継ぐ写真家として注目を集める。続いて、モデルのポーズや照明、カメラのアングルなど緻密に計算しスタジオ内で撮影したエレガントなファッション写真を制作するが、1970年頃からモデルの内面を深く掘り下げて生々しく写し出すポートレイト写真へと関心を移す。1990年代には、大型の写真集の出版や、ニューヨークのホイットニー美術館で大規模な回顧展が開催されるなど、ファッション写真家という枠を超えて、アーティストとして広く知られている。 本作は、『ハーパース・バザー』誌1955年8月号に掲載されたもの。クリスチャン・ディオールのイブニング・ドレスを着用したモデルが、鼻を高くあげた2頭の象に手をかけている。ディオールのシンプルだが洗練されたドレスとモデルのなめらかな肌、そして象のざらざらとした皮膚の質感の対比がきわめて印象深い一点である。 |