ロングアイランドビーチのルシール・ブロコウ 『ハーパース・バザー』1933年12月号
| 作品番号 | PF0364000 |
|---|---|
| 作品名ヨミ | ロングアイランドビーチノルシール・ブロコウ 『ハーパース・バザー』1933ネン12ガツゴウ |
| 作品名英文 | Lucile Brokaw, on a Long Island Beach, Harper's Bazaar, December 1933 |
| 作品名原文 | Lucile Brokaw, on a Long Island Beach, Harper's Bazaar, December 1933 |
| 西暦制作年 | 1933年 |
| 寸法 cm | 35.6×27.9 |
| 作家 | マーティン・ムンカッチ |
| 技法・材質 | ゼラチン・シルヴァー・プリント |
| 形状 | 額装 |
| 作品解説 | 老舗のファッション雑誌『ヴォーグ』の編集長をつとめていたカーメル・スノウは、同誌のそれまでのスタイルを墨守する姿勢に飽きたらず、新しいファッション雑誌をつくろうと『ハーパース・バザー』に移った。そして、報道写真家としてヨーロッパで活動していたムンカッチに仕事を依頼する。ドキュメンタリーやフォト・モンタージュが生み出された1920年代のドイツに身を置いていた彼は、写真の最新動向に影響を受けており、それをファッション写真にも応用した。それまでのファッション写真が、スタジオ内で撮られていたのに対し、ムンカッチは野外にモデルを連れ出して撮影したのである。ロケーションを重視し、自然でいきいきとしたモデルの姿を写した彼の手法は、その後のファッション写真に計り知れない影響を与えた。『ハーパース・バザー』誌のスノウはまた、アート・ディレクターにアレクセイ・ブロドヴィッチを起用し、斬新なレイアウトで紙面の一新を図るが、それにはムンカッチのファッション写真が効果的に用いられた。 この作品は、『ハーパース・バザー』誌1933年12月号に掲載された一点である。ムンカッチは自然光のもとで水着を着た女性が走り回るその躍動感を、得意のスナップショットの手法で見事にとらえている。 |
