書画五十三駅伊勢坂ノ下筆捨山之古跡

分類美術工芸
縦(cm)37.30
横(cm)25.50
時代江戸 (明治五年製)
西暦1872
作者歌川芳虎
解説 石薬師の名所、筆捨山を題材にしています。筆捨山とは、狩野元信が東国旅行の折、この山の風景を描こうとしたのですが、あまりに屈曲した松を見て描くのを止め、筆を捨てたという説話をもとにつくられた通称です。本来は、岩根山といいます。
 この作品は、上部に山と漢詩を並べ、下部には元信と彼の胸中を詠んだと思われる和歌を配しています。筆捨山の説話を説明する体裁を取っており、他の石薬師画とは趣が異なっています。

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