東海道五十三次之内石薬師(蔦屋版)

分類美術工芸
縦(cm)18.00
横(cm)25.20
時代江戸 (嘉永年間(1848~1854)製)
作者歌川広重
解説 歌川広重が保永堂版以外にも描いた五十三次シリーズのひとつです。中判サイズにコンパクトにまとめられているのが特徴で、蔦屋吉蔵が版元になので、「蔦屋版」とも呼ばれています。
 石薬師の宿場町の様子をかいま見ることができる貴重な作品です。旅人とともに、伝馬人足でしょうか、数人の男たちが話をしています。広重は、他の五十三次シリーズでも、たびたび伝馬の問屋場と思われるところを描いているので、印象深かったのかもしれません。広重の叙情性がコンパクトに表現されています。

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