東海道名所之内四日市追分
分類 | 美術工芸 |
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縦(cm) | 35.80 |
横(cm) | 24.00 |
時代 | 江戸 文久三年製 |
西暦 | 1863 |
作者 | 二代歌川広重 |
解説 | 追分の町を大名行列が整然と進みます。ひときわ高くそびえる鳥居が、そばに立つ桜の色と同調して、この画面によく映えています。鳥居や桜の高さを目立たせ、本来威厳のあるはずの行列を小さく見せており、縦長の画面を効果的に使った構図が面白いです。 刊行された文久三年は、将軍家茂の上洛の年であり、このシリーズは、上洛に因んで作られたものです。従って、馬上の人物は家茂その人となりますが、実際に追分を通る際は、乗馬ではなかったようです。実際の風景を写したものではなく、あくまでもイメージで描かれたものです。右に「あたりや」と書かれた暖簾が見えますが、これは初代広重の作品にも登場する饅頭屋です。 |