分類美術工芸
作者竹内栖鳳
解説一頭の馬が、画面右上に向かって走っていくというシンプルな構図で描かれた作品です。黒ではなく、灰色で流れるように描かれたたてがみは、そのスピード感を表しているようです。背景を描かず、さらりと墨で輪郭線を引き、淡い茶で体の色を施しているところは、求めに応じて即興で描いたようにも見えますが、敢えて現実にはない世界を表現したとも考えられ、観る者の想像をかき立てようとしたとも考えらえます。

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