石原長光

作者名(ヨミ)いしはら ちょうこう
作者名(英語)ISHIHARA, Choko
出身地日本 山梨県御坂町
生年月日(西暦)1886
没年月日(西暦)1950

略歴・解説

山梨県東八代郡竹の原村(現御坂町竹居)に生まれる。17歳で上京し、神田の語学学校に通いながら白馬会絵画研究所で黒田清輝、和田英作らに師事し、油彩画を学ぶ。1916(大正5)年には中国に渡り各地を放浪しながら多くのスケッチを描く。さらに1921(大正10)年には妻子を日本にのこして単身フランスに留学。パリでアカデミー・コラロッシに入学し、画家のシャルルゲランに師事する。才能を嘱望されていたが1923(大正12)年春から突然結核性の眼病に冒され、右目を失明し、同年11月にやむなく帰国する。帰国後には左目の視力も失う。1924(大正13)年にはフランスから帰国するための船を待ちつつ左目だけで描いた《立てる女》が帝展に入選し、またパリ時代の作品《エチュード》《少女》が第12回光風会賞を受賞する。しかしそれ以降は再び絵筆をとることはなかった。1939(昭和14)年8月に故郷に戻り絵画とは無縁な静かな余生を過ごした。

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