増田実

作者名(ヨミ)マスダ ミノル
作者名(英語)MASUDA, Minoru
出身地日本 東京都
生年月日(西暦)1948

略歴・解説

1848年、東京日本橋に生まれる。1966年18歳の時フランスに渡り、パリのグランド・ショーミエール、アカデミー・ジュリアンに学ぶ。1967年パリ国立美術学校に入学し、76年に修了した。その間、サロン、コンクールなどに出品した。24年間の在仏の後に帰国し、自分のテーマとしている「樹木」に魅せられ、八ヶ岳山麓の大泉村へと移住した。自然と共存しながら四季折々の木々を描くのに、それまで使っていた油絵の具を捨ててパステルを取り上げたのは、刻々と変化する森の姿に追いつき描写するためには絵の具の乾きを待っていられないからだという。森の中に迷い込んだ時に感じられる目には見えない「木魂」と「木霊」が画面からわき上がってくるような作品は、幸田文の『木』や田久保英夫の『木霊集』などの木についての優れたエッセイ集の装丁にも使われた。パステルを何度も定着しては塗り重ねていく独自の技法は、他のパステルとは一線を画す。その独特な技法により、重量感のある神秘的世界を見事に表現している。

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