タピエス、アントニ

作者名(ヨミ)タピエス、アントニ
作者名(英語)TAPIES, Antoni
出身地外国 スペイン
生年月日(西暦)1923
没年月日(西暦)2012

略歴・解説

スペイン、カタルニア自治州の州都バルセロナに生まれる。開明的な家庭環境に育ち、青年時代にはニーチェの哲学、イプセン、プルーストなどの文学、東洋思想やサルトルの実存主義哲学など、幅広い文化への関心を持っていた。1945年以降は絵画に没頭し、様々な素材を用いた作品を制作するようになる。1950年にパリに渡り、母国スペインでのフランコによる圧政を非難する政治的なテーマを持った作品を制作する。その後、作品は抽象へと移行し始め、強い物質性を帯びた絵画を探求し始める。1958年のベネチア・ビエンナーレや1964年のカッセルのドクメンタなどで、高い評価を獲得した。また、書物の世界とも密接な関わりを持ち、詩人たちとの詩画集などを通して、多くの興味深い版画作品を制作している。

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