ミシェル、ジョルジュ

作者名(ヨミ)ミシェル、ジョルジュ
作者名(英語)MICHEL, Georges
出身地外国 フランス
生年月日(西暦)1763
没年月日(西暦)1843

略歴・解説

ミシェルの長い生涯およびその画業については,ごくわずかのことしかわかっていない。というのも彼は,おおむね既成の美術界の外側で制作し,その作品は生前にはさはど広く知られても評価されてもいなかったのである。彼は一時期,ルーヴル美術館で絵画の修復師として働いて生計を立て,その折りに数多くのオランダの巨匠たちの作品に深く精通することになった。また数年のあいだはイヴリー男爵の援助を得た。とはいえ,ミシェルの芸術が大きな注目を集めるようになったのは,その死(1843年)の後,ジュール・デュプレやシヤルル・ジャックといった若い画家たちが彼の作品を発見してからのことであった。彼らは17世紀オランダ絵画を崇拝していたが,思いがけずミシェルの絵にフランスにおける崇拝の先駆者を発見し,また彼ら自身の19世紀の主題に17世紀の手本をどのように適応しうるかの好例をも見い出したのである。

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