クールベ、ギュスターヴ

作者名（ヨミ）クールベ、ギュスターヴ
作者名（英語）COURBET, Gustave
出身地フランス
生年月日（西暦）1819
没年月日（西暦）1877

略歴・解説

スイス国境に近いフランス、オルナンの富裕な地主の家庭に生れる。法律を学ぶ目的で1840年にパリに出るが、途中で進路を変更し画家となることを決意する。1844年サロンに初入選。1850年のサロンには≪石割り≫（ドレスデン美術館、現在は焼失）を出品して、ミレーの≪種をまく人≫とともに論議をよぶ。1855年パリ万国博覧会で≪画家のアトリエ≫と≪オルナンの埋葬≫が出品拒否されたのに対し、博覧会場前で個展を開き、自らくレアリスト〉と名乗り、当時の古典主義が支配的な画壇に反旗を翻して、現実の生活に即した写実的な作品を発表した。1860年代には数多くの風景画を描いている。1871年パリ・コミューンに参加し、コミューン敗北後は入獄、そしてスイスに亡命し、不遇のうちに1877年12月31日亡命先で没する。現実の世界に目を向け、「目に見えないものは描かない」という制作態度は、バルビゾンの画家達、さらには印象派にも大きな影響を与えた。

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