松林桂月

作者名(ヨミ)まつばやし けいげつ
作者名(英語)MATSUBAYASHI, Keigets
作者名(別名)伊藤篤
生年月日(西暦)1876
没年月日(西暦)1963

略歴・解説

山口県萩に生まれる。本名、伊藤篤。近代日本南画壇の重鎮。18才で上京して野口幽谷に師事し、同門の松林孝子と結婚して松林姓を継ぐ。日本美術協会展を主な発表の場とし、文展開設後は同展においても受賞を重ねるが、1915(大正4)年、審査に対する不満から不出品を宣言して文展廃止論を唱えた。その後、改革要求に対して帝展が開設されると、第1回展から審査員をつとめている。昭和に入ってからは帝国日本美術院会員、帝国芸術院会員、帝室技芸員と歴任し、1948(昭和23)年に日本美術協会理事長に就任。また日本南画院をはじめ白寿会、無名会、後素会などの美術団体の結成にも尽力した。その間、1939(昭和14)年、ニューヨーク万博に出品し好評を博した「春宵花影図」は代表作のひとつ。1953(昭和33)年に文化勲章を受章している。

この作者の資料一覧[全1件]

件ずつ表示

PageTop