ナダール

作者名(ヨミ)ナダール
作者名(英語)NADAR
作者名(原表記)TOURNACHON, Gaspar Felix
作者名(別名)トゥルナション、ガスパール=フェリックス
作者名(別名ヨミ)トゥルナション、ガスパール=フェリックス
出身地フランス
生年月日(西暦)1820
没年月日(西暦)1910

略歴・解説

フランスの写真家、風刺画家、著述家。本名はガスパール=フェリックス・トゥルナション。印刷業の家に生まれ、10代半ばでジャーナリズムの世界に惹かれ、それまで続けていた医学の勉強を辞め、ジャーナリストとして仕事を始める。この時期にペンネームとしてナダールの名を使い始める。20歳代後半からは風刺画家として活躍を続け、ル・グレイに写真技術を学んだ弟アドリアンと共同で写真を始めた頃は、既に著名な風刺画家となっていた。ナダールはマネ、クールベ、ボードレール、ユーゴー、など多くの作家や芸術家と親交があり、彼らはしばしばスタジオを訪れモデルとなった。ナダールは鍛えられた風刺画家の眼で、素早く人物の特徴や個性を見抜き、率直で抑制の利いたスタイルを作り上げ、一躍肖像写真の第一人者になった。1858年には巨大な気球を造って世界初の空中写真を撮り、1860年には人工光での撮影を始め、地下の共同墓地の撮影も行った。1865年以降はそれまで平行して行っていた風刺画をやめ、写真に専念し、1874年には「画家、彫刻家、版画家などによる共同出資会社・第1回展」(第1回印象派展)のために自分のスタジオを提供した。

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