三枝茂雄

作者名(ヨミ)さいぐさ しげお
作者名(英語)SAIGUSA, Shigeo
出身地日本 山梨県甲府市
生年月日(西暦)1920
没年月日(西暦)1989

略歴・解説

山梨県甲府市上一條町(現、甲府市城東)に生まれる。東京美術学校日本画科を卒業。戦後まもなく油彩に転向し、国画会に油彩画を出品、1954あ(昭和29)年にプールブー賞を受賞した。50歳前後から再び日本画に専心し、1971(昭和46)年以降は国画会にも水墨着彩画を出品するようになった。高校教員を退職して画業に専念し、個展を中心に活動、美術評論家吉村貞司によって水墨画の本領を示す画家として高い評価を受ける。少年期に没頭した中国の古典籍や絵画を想像力の源とし、中国故事や漢詩、仏教因果、聖書など観念的な題材を、鋭い筆線と幾層にも塗り重ねた彩色で描いた。画中に詩文や俳句などの文字が書き込まれ、画と書が渾然となった独自の画境を創っている。

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