齊藤武士

作者名(ヨミ)サイトウ タケシ
作者名(英語)SAITO, Takeshi
出身地日本 山梨県増穂町(現、富士川町)
生年月日(西暦)1943

略歴・解説

山梨県南巨摩郡増穂町に生まれる。1971年(昭和46)年武蔵野美術大学油絵学科を卒業。その後独学で銅版画を学ぶ。日本版画協会を中心に作品を発表しながら、国際版画展にも精力的に出品し、1984(昭和59)年第10回クラコウ国際版画ビエンナーレでは最高賞を受賞。その後も多くの国際展で高い評価を受ける。代表作である《メモリー》シリーズは、作家の記憶の中で繰り返される日常的な光景あるいは出来事を形象化したものである。初期作品ではアスパラガスや馬鈴薯などがひとつの素材として扱われ、アスファルトの微粉末が創り出す繊細なメゾチントの技法によって、深い色調のある画面を構成している。1990年代はじめ頃からコラグラフをはじめとした様々な版画技法を併用した表現へと変化し、画風も抽象的な傾向を強めつつある。

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