紅筆持てる女

作者	橋口五葉
タイトル英文	A woman putting rouge on her lips
作品サイズー縦	38.00
作品サイズー横	27.00
制作年	1920
技法	木版

橋口五葉

作者名（ヨミ）	はしぐち　ごよう
作者名（英語）	HASHIGUCHI, Goyo
作者名（別名）	清
出身地	日本鹿児島県
生年月日（西暦）	1880
没年月日（西暦）	1921
略歴・解説	鹿児島市に生まれる。本名清。１８９９（明治３２）年に上京し、はじめ橋本雅邦に師事するが、翌年親族である黒田清輝のすすめで東京美術学校西洋画科本科（現東京藝術大学油画科）に入学、１９０５（明治３８）年首席で卒業、夏目漱石の『吾輩は猫である』などの本の装丁を多数手がけ、高い評価を受けた。１９１１（明治４４）年には三越呉服店の美人画ポスター図案募集に１等となり、一躍脚光を浴びる。大正に入ると、浮世絵研究を開始し、さらに版元・渡邊庄三郎との出会いにより１９１５（大正４）年から木版画制作を始める。浮世絵版画の伝統的な技法と、彫師、摺師との共同制作を尊重したため、大正期に隆盛をみた「新版画」において重要な作家としての位置を確立した。また、美人画に多くの傑作を残した五葉は、「大正の歌麿」とも称された。