博物館収蔵 №10658

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海苔切り機

資料名(ヨミ)ノリキリキ
地方名ノリキリキ、チョッパー、ミンチ
収蔵番号010658
使用地君津市下湯江161、元は富津市で使用
公開解説ワタナベ製、「DM750」とある海苔切り機。以前、寄贈者の兄が富津市で使用していたもの。その後、寄贈者の妹さんが君津市で味噌つくりの際に使用していた。元君津市漁業資料保存会長の石井澄雄さんの紹介で、寄贈いただいたもの。石井さんがカッター(刃部分)部分などを調整していただき、海苔事業の体験用としても十分使用できるものとなっている。電動で動く、非常に貴重な資料である。
<石井澄雄さん聞き取り>
・近隣でも味噌を作っている家では、海苔での使用を終えた後、海苔づくりの際の大豆をミンチするのに使用していた。うちの近くでも、まだ2~3件の家で使用しているので、まだ探せばあると思う。
・このワタナベ製の機械は比較的新しいものである。はじめは手回し、その後、もう少し小型のものがあった。昭和30年代に自分が使っていたものは、やや小型のものであった。
・使用方法は、歯をつけて、上部のふた部分に海苔を入れると、自然に切れる。一日の作業が終わるとき、流し部分に水を入れ、海苔を洗い流し、歯の部分をとって洗浄し、テッシュで拭いて乾かす。昔は布巾などを使ったが、今はテッシュが一番いいという。
・連日、海苔つくりで忙しいときは、洗い流して10日間ぐらいはそのままのときがあるが、古い海苔を「死に葉」といい、混ざっていると次の日の海苔のできが悪くなるので、よく洗うのがよい。
・海苔が入り口でつまることがある。一番初めに使い始めたとき、海苔がつまってしまうので、手を入れて怪我をした人が何人かいた。その後は、海苔の古簀などを使って、海苔を突っ込むことをした。
・突き包丁を使っているときは、海苔切り作業で1人どうしても必要なので、のりすき作業で最低2名が必
要だったが、機械が導入されると作業が一人分浮くことになった。力もかからなくなり、非常に楽になったし、機械でやると、非常によく切れるので、君津地方では昭和25年(1950)ぐらいから流行だして、みんな使うようになっていった。
・歯は砥ぎ屋さんが回ってきて、砥いでくれた。自分で砥ぐことはなく、1シーズンで1回砥げば、そのままであった。
使用年代昭和~平成
キーワード海苔

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