おひつ 収蔵番号9941、9942

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おひつ

資料名(ヨミ)オヒツ
地方名オハチ、ヒツ、ハチ、メシビツ
収蔵番号009942
使用地船橋市本町、海
公開解説船宿で使用したおひつ。船橋ではおひつを「オハチ」と呼んでいる。
 釣り客へ昼食を出すときなどに使用した。船橋でアオギス脚立釣りを行っていた船宿からいただいたもの。丸の中に「幸」の焼印あり。
 この資料は、小さいオハチで、アオギスの脚立釣りのお客の昼飯用に持っていった5合入りのもの。これ一つで2~3人用である。終戦後のアオギス釣りの場合、お客1人あたり朝昼2食で3合炊いたという。
 海から帰った後、船宿では女性たちが磨き粉を使って、丁寧に洗って磨いた。とくにお客用のオハチは、たがが真鍮でできており、真鍮部分は海へ持っていくと1日で青錆が出てしまうという。
 
使用年代昭和
キーワードアオギス、青鱚、青ギス、青ぎす、脚立釣り、船宿、釣り宿、餌虫

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