十二の物語

分類別検索野外彫刻
所蔵者所蔵外
資料名(日本語)十二の物語
Document NameTwelve Stories
作者小笠原 伸行 OGASAWARA Nobuyuki
制作年2024
設置場所
材質耐候性鋼板 サビだし
サイズH197×W365×D320cm
重量1,650kg
出展第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)毎日新聞社賞
The 30th UBE Biennale Mainichi Newspapers Prize
作家のことばそれぞれの思いをしたためた一枚の紙からどんな物語が始まるのか。
あなたはそこにどんな物語を書き記すのでしょうか。
自然災害、飢餓、差別、戦火が絶えないこの世界で何を思い描くのでしょうか。
それは世界に対してどのような意味を持つのでしょうか。
それでもそれらを前に、私たちは希望の物語を紡ぎ出すでしょう。
そしてその思いを書き記した一枚の紙の両端を揃え、折る手前の紙の表情、
それは柔らかな曲線を描き心に届く。

What kind of story will begin from a single sheet of paper, each inscribed with its own thoughts?
What story will you write on it? In a world where natural disasters, famine, discrimination, and war are unceasing, what will you envision?
What significance will it hold for world?
Despite these challenges, we will weave stories of hope.
As we align the edges of the paper inscribed with our thoughts, preparing to fold it,
the expression of the paper creates gentle curves that touch the heart.
作品解説誰かに手紙を送る時のことを想像してみてください。紙に書いて、二つに折ってそれを封筒に入れる。この作品は、両端を揃えて、まさに折り目を入れる一歩手前の紙の形がモチーフになっています。
十二通の手紙は、一人の人が何通も出した手紙なのでしょうか?十二人が書いた手紙なのでしょうか?
そのそれぞれに物語があり、合わさることでまた新しい物語が生まれ、それを見た人の心にも新しい物語が生まれるのだと思います。
資料ID23967
旧番号

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