脇指 (葵紋)康継於武州江戸作之 (撮影 羽田洋)

脇指 (葵紋)康継於武州江戸作之

資料名(よみ)わきざし やすつぐぶしゅうえどにおいてこれをつくる
作者名越前康継(二代)
時代江戸時代
世紀17
数量1
素材
法量刃長41.5㎝ 反0.9㎝
解説鎬造、庵棟。刀身の表には竹を、裏面には添樋と梵字、素剣を彫刻する。表面の竹は初代康継が写しを複数制作したことで知られる梅竹貞宗の竹の図を写している。裏面の彫刻は初代作の刀(B01772-003)に倣う。近江の坂田郡下坂(現滋賀県長浜市)を本拠地としていた下坂鍛冶の一勢力が越前に移住し、美濃から移住した刀工も合流して鍛冶集団が形成した。その頭目であった初代康継は越前藩主・結城秀康に仕え、徳川家康・秀忠に召し出されてその御前で刀を打ったと伝えられる。大阪の陣に備えて大量の陣刀を制作し、家康の一字を許され「康継」を称するようになったと考えられている。幕府のお抱えとなった康継は江戸と越前を往復して作刀した。二代目康継も幕府と福井藩に仕えるが、その没後、下坂家は福井と江戸に分かれて幕末まで続いた。[安田コレクション040]
受入年度平成24年度
所蔵館敦賀市立博物館
大分類美術
中分類工芸
小分類刀剣類
細目No.040

PageTop