明魯王勅書

資料分類
登録No.00018
作品解説魯王が朱舜水に宛てた勅書。この勅書には魯王の感情がこもっており、明を復興させたい切望が行間から読み取れ、一般の公文書とは内容が大きく異なる。朱舜水は生前魯王の勅書を非常に大事にしており、肌身離さず携帯し、軽々しく他人には見せなかったという。そのため、学術界ではこの勅書の存在が疑問視されている部分があったが、徳川ミュージアムで発見された。また、魯王監国の文物の伝存は極めて少なく、この勅書は現在見られる魯王唯一の墨蹟である可能性が大きい。近世東アジア交流史における重要文物である。

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