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弘道館記

資料分類
登録No.00014
作品解説弘道館は齊昭が開設した水戸藩の藩校で、水戸藩の天保の改革の眼目の一つであった。天保4年(1833)に計画され、天保11年(1840)に建設開始、安政4年(1857)に正式に開校した。この記文は、外圧高まる時代に優れた人材の育成を必要と感じた齊昭の命で建てられた弘道館の教育の趣旨を説明したもので、藤田東湖の草案を会沢正志斎らの藩の学者が修正して、天保9年(1838)に完成した。弘道館の敷地は、約54,070余坪(約178.400㎡)で、当時設けられた全国の藩校の中で最も大規模で充実した内容を誇っていた。

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